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戦争体験の風化

  • 2015年11月30日
  • 読了時間: 1分

戦争体験の風化 ー原爆投下日を知らないー

 今夏、心配な調査数字を見た。国民の原爆投下日の記憶についてである。  NHKの調査によれば、広島への原爆投下日(8月6日)を記憶している人は、全国で3割を切ったというのだ。長崎への投下日(8月9日)は、4分の3の人が知らないと答えている。広島市民でも68.6%、長崎市民では50.2%まで低下している。長崎市民でも半分の人が原爆投下日を知らないと答えているのである。忘れてしまったのか、それとも一度も記憶したことがなかったのか。   若者・子どもたちはどうなのだろうか。自分の娘や孫たちはどうだろうか。  横浜の中学生が長崎への修学旅行で、長崎の被爆者が生徒たちに原爆投下の話をしているときに騒いだので注意したところ、「死にぞこない」と罵倒したニュースが伝えられたことがあった。原爆がどれほどの人々を殺戮し、苦しめたかを知っていれば、決して出てこないことばである。  戦争のできる国にすることにストップをかける大きな運動が高揚したが、反面、国民の戦争体験は年々風化している。戦争法案に反対する運動は、同時に、戦争体験を子ども・若者たちに伝えていくことが求められているのだろう。


 
 
 

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