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大学の授業料について

  • 2015年12月9日
  • 読了時間: 2分

大学の授業料について(2015年12月9日)

 国立大学授業料「16年後93万円!?」というニュースが話題になっている。財務省が国立大学運営交付金を現在の1兆1千億円から16年後の2031年までに9800億円に減らす方針によるものだ。文科省はむしろ交付金を充実するよう求めている。この論議で欠落している論点がある。それは、現在、国立大学の授業料(標準額)は53万5800円に対して、私立大学の授業料は平均93万円であるということである。  ある研究によれば、国立のひとりの学生に出ている補助金は188.2万円、これに対して私学の学生には16.7万円だけである。10分の1にも満たないのである。授業料の大学の経常費に占める割合は、国立が20%に対して、私立は84.6%を占めているのである。かつて、80年代には、私学への補助が経常費の3割に近づいたことがある。その後、減らされて、今では10%台の下の方にある。  2014年、学生総数は約286万人、うち国立に入学している学生数は76万人、私立は約209万人であり、全体の73.4%である。学生の4人に1人は私学に学んでいるのである。圧倒的に多数の学生は、私立に高い授業料で学んでいるのである。大学は国立や公立の定員が圧倒的に少ないので、小学校や中学校で居住地域に入る事が出来るのに、私学に行くのとは問題の質がちがっている。  この間の大学の授業料論議で、国立と私立のこの矛盾に本格的なメスを入れないと、国民の願いには応えられないだろう。


 
 
 

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